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2024/04/26

心の狭い大人の第91Q感想。


 本誌の状況ですが秀徳戦始まってから緑黒的に神すぎて言葉が出ません。文句があるとすれば、先週の感想冒頭でぼやいてたアレです。アレしかない。なので今回は超がつくほど辛口感想になりかねないので、苦手な人は回れ右でお願いします。あと黄瀬大好きな人も気を付けてください。いや、わたしも黄瀬嫌いなわけじゃないんだけど……(^^;)
 
 一応忠告はしましたので、閲覧後の精神的不利益を被った等のご意見・ご感想は遠慮願います。まじで。
 
 わたしの基本的な「読み物」における読解姿勢は、読み物において作者が主題・読み解き方・作品に込められたメッセージなどを明言しない限り、あらゆる思惟を見出すことが可能、あるいは許されるものであるです。
 個人的にはあとがきでだらだら自作品を語る商業作家はどうかと思う。作中で語りきれてないわけだから。
 
 なので、作品を書き終えた時点で(それが週間連載の一話分でも)込められた意味は完結しており、読み解かれ見出される意味とイコールになるとはかぎらない、またイコールにならなくてもよいもの(作者としては残念でしょうが)、というスタンスで感想を語っているわけです。うん、頭の固そうな文章ねコレ。

 畳む前からこんなかよ! と思われる方もいらっしゃるでしょうが、好きなものは細切れになるまで解剖して成分確認したい性質なんで、一度目は粗読みで二度目以降はこういう思考で読んでます。漫画でも小説でも。
 他のサイト様方でみんなすっごく楽しそうに感想書いてらっしゃるのがホントはうらやましいんだぜ……(笑)
 でも自分で文章書くとどーしてもこういう↑のになりがちなもんで、人様のようなテンションで書くの無理なんだ、です!
 友人にも無理してやっても続かないよって言われたので(そもそも続く以前にかなりの気まぐれサイトだ)、もうこういうのを売りにしてやってこうと思います。物好きな方は暇つぶしにでも読んでやってくださいませ。

 ホントもうわざわざ覗いてくださる方々、ありがとうございます……!





真面目なことは後にして、ざっと本編感想。

・合宿であんだけ大口叩いたわりには体力ないかがみん(もっと疲労の描写がないと微妙!)
・宮地さんイケメン!
・この人の影響でイラっときたときの心の声が「轢くぞ!」になった。
・そんな宮地さんにタメ口真ちゃん。あとでしめられない? 大丈夫?
・っていうかその下のコマで真ちゃんの左目の下睫毛消失。
・先生それだけは忘れちゃ駄目っしょ!? 真ちゃんのアイデンティティーよ!?

・今回序盤で高尾が「真ちゃんは黒子を構う余裕がない」みたいなことを言ってたけど、そういう描写がほとんどないのでこれまた微妙な気持ちになる。わたしが緑黒っていうのを差し引いてもかがみんはきよたんとダブルチームでマークをしていたわけだし。体力ないぞかがみん!
・秀徳の皆さんが黒子を「パスしかできない」というふうに見おらず、ちゃんと評価しているのが大変嬉しい。

・限界など以下略の真ちゃんがオトコマエすぎで目から塩水が!
・おおおおお嫁にいきたい!
・すごい声援……とつぶやくさつきちゃんに内心超上から目線な黄瀬。おまえに「実は」なんて言われなくても真ちゃんたちが一番楽しんでるのは読み手にも試合してる当人達も充分わかってると思うよ……。
・悔しそうな高尾にぐっときた。頑張れ!
・個人的予想図ではいい方向にパス→まさかの真ちゃんがブロック→ブザービーダーで3P、秀徳が勝ち、がいいなぁ。っていうかヒネた感想ですが、連載が続く限り誠凛は勝利をほぼ約束されてるわけですから、ここは頑張っていい変化をした真ちゃんに勝利をあげたい。
・来週で終わり……かな。再来週まではひっぱれんだろ、まさか。

以上本編感想。
で、下から本領発揮で行きます。









 っていうか、描写が短すぎる!!!!!!!! 
主人公の対戦なのに描写粗すぎる!!!!!!!

 桐皇対海常編が第64Q~73Qまでの10話あったのに対して、誠凛対秀徳は第86Qから仮に再来週まで続いたとしても8話です。普通主人公の方に10話使うだろ……!!!!

 過剰なほどに穿ちすぎな視点で申し訳ないですが、個人的には黄瀬の描写があんだけ長かったのに対して今回の描写がこれだけ短いのは、じゃんぷ編集部による操作があったような印象を強く受けるのです。先生の原初ネームから改ざんされちゃった感じがそこかしこからぷんぷんする。

 もちろん一読者として月曜にはどきどきしながら満員電車の中で黒バス読んでるのですが、黄瀬エピソードのあとに読むとどんだけショートカットしてんの!? と少々轢いておっと間違えた、引いてしまいます。
 キャラの好みをフラットにしても、黄瀬のエピソードは長すぎた印象があり、間延びして飽き気味になっていたのが記憶にあります。

 黄瀬でさえあの長さのエピソードだったのだから、今回の試合だって丁寧にやっやら10話とっくに超えるでしょう。桐皇VS海常のエピソード、メインは「キセキの世代としての、以前とは違う変化」に重きを置いているようにも見えますでもそこには「青峰の変わらぬ突出した実力を描き、青峰のプレーを元に戻すためには心理的なファクターも必要である。しかし現時点では変化した黄瀬でも青峰に変化をもたらせない(まぁ黒子もダメだったわけですが)」という裏のテーマも隠されているように感じる。

 青峰と黒子の和解(この言い方もちょっとしっくりこないんですが)イベントは間違いなく黒バスの物語の重要部分であるでしょうし、そういう見方をすればあれだけ長かったのも納得はそれなりにできる。もっとも、この試合が今後の主人公側(というかキセキの世代幻の六人目、としての黒子)の描写に上手く覆いかぶさっていかなければ、やたら話数を割いただけの、ただのキセキって使用前も使用後もすごいんです展覧会に成り下がるわけですが

 だからこそ、青峰にボロクソに負けた後、あらたな心境で「キセキの世代である緑間」と対戦するこの試合は主人公側(っていうか黒子)を描写する絶好のエピソードだったはずなんですよ。でも蓋を開けてみれば描写のメインは真ちゃん側で、黒子側の描写は黒子の新ドライブに重きを置いちゃってる。技だけ。あときよたんの凄さの描写。これも技だけ。

 え、もうちょい誠凛側の心理描写あってもいいんじゃないの? っていうかわたしこれだけじゃぶっちゃけ物足りない。丞成戦なみにさくさく進んでませんか先生。
 ストーリーにおけるキャラクターの役割比重は、秀徳と丞成じゃ論じるまでもない差があるのですから、ここは捨て置けないポイントだったはずなんです。

そんなわけで、もっと描写必要だったんじゃないの!? という部分の論拠を箇条書きにしてみました。


編集でてこいやごるぁあ!!!! なエピソード短縮を感じ取った部分があるんだぜ列伝。
・第86Qで高尾が黒子に「(真ちゃんは)おまえにかまうゆとりはないぜ」っていったくせに緑間VS火神の直接対峙の描写がほぼ第86Qのみ、オマケ程度に第87Qの件
・きよたんとダブルチームの癖に以上に体力消耗が激しいかがみん。消耗が激しいまでに至る描写(=緑的の直接対決)が少なすぎる。それなりの描写を要求。
・高尾の宣言もむなしくかがみんをほっぽって黒子と対峙するのがとても楽しいような真ちゃん。個人的には嬉しいけどかがみんの相手もしてやってお願いだから。じゃないとかがみんが全然体力ない子になっちゃいますよ編集部!
黄瀬の発言が短縮されすぎて共感しづらい。自分に酔ってる感じがします……(笑)、中二病的というか。もうちょっとコマ数割いて、前後に1コマでも青峰いれて、あの試合思い出してますーって表現を入れて、共感しやすい言葉に置き換えることもできたんじゃないのか(この甚だしい暴言はあくまでも斑鳩の主観ですけれども)。青峰と黄瀬の試合で黄瀬が得たものは、簡単に言葉に出来る分野じゃないように思うんだが
・桐皇VS海常ではインターバルのエピソードまで描かれたのに対して、誠凛VS秀徳では黄瀬視点のモノローグ込で桐皇VS海常編より話数が短い
・秀徳側の心理描写は比較的丁寧なんですが、主人公のチームが心理描写薄いってどうなのきよたんが入ったことによってかがみんは独りよがりなプレーをする必要がなくなった(一人だけ実力が跳びぬけているという設定が書き換えられた)わけですが、悪く言えば「漫画の一キャラクターとしての見せ場を失う」ということでもありますこれを回避するためには「チームプレーを理解し、意識しはじめたかがみん」の描写が試合中で(ここ重要!)必要なはず。予想しうるかがみんの黒子のバスケにおける位置づけは、「キセキに比肩するけれども、キセキと同じ轍は(黒子とともに成長するが故に)踏まないキャラクター」、のはずなのですから。

 とまぁ、ざっと挙げただけでもこんだけ不満はあるわけです(苦笑)
  
 黄瀬とか真ちゃんとかの心理描写を見るに、先生は決してそういう描写が下手なわけではないと思うんですよ。ギミックの点についても、物語初期から微妙に背番号で匂わせていた「木吉鉄平」という隠し駒があったりして、いい手札を持っているように思えるのに、それを切り札として切る時期が微妙だと思うのは私だけなんでしょうかね。初連載にしては構成は上手い方だったんじゃないかな。そして連載に慣れてきたであろう現在においても、単行本で連続してみると、設定のブレが結構激しい。
 
 それが「予想外に連載が続いたことにより初期設定と原稿設定の間で誤差が生じた」のならまぁ仕方ないと思うんですが、ここ最近の試合描写のやり方等、だいぶ編集の干渉があるように思います。アンケート順位とかね。
 
 桐皇対海常の試合が長かったときはアンケート人気取りの措置か(大きいお姉さんの票獲得用の餌?)と思ったんですが、人気投票の結果も考慮するに、意外と他の読者層からの評価もあるっぽいので、ならば表現の違和感は編集の干渉だと思ってしまうわけです。あとはきつい言い方をすると作家の力量でもあります。
 先生は一人称のぶれが結構あるので、そのへんもう少し意識して直すだけでもぐんと物語表現に統一感出るんじゃないだろうか。っていうか編集さん、そういうとこ指摘してあげるのも編集の仕事なんじゃないの?

 どちらにしろじゃんぷ自体が大きな見通しで物語を作るんじゃなくて、その場しのぎの人気で話を書く権利が与えられたり失われたりする雑誌ですし。基本は最初から長期連載見込みの話なんてもってのほか。なんとなく先生は長期むきな気がするので、じゃんぷはあんまりあってないんじゃないかと……思うんですが……。
 この雑誌ほんと作家殺しだと思います。発掘しても磨かない、自分で自分を磨いてネ★ って感じ。ダイヤモンドだって研磨しなけりゃただの白濁りの石ころなんだぜ!

 全体的にキビシイ言葉ばっかりですが、弁明しますと黒バスが嫌いだから文句つけてるんじゃなくて(嫌いだったらったら平日にこんな夜更かしして文章かかん……)、好き過ぎて「こうであってほしい理想」があって、大人の事情が深く関係してそうな「現実としての描写」のはざまで先生の真意を黙々と考えながら、120%自分の主観により「自分の感じえた、納得できる物語の意味」を考えてるとこうなっちゃうんですね。人が納得してても自分が納得できないんじゃ意味がないっていうか。

 結局考察なんて偉そうなお題目のカテゴリで括ってますが、要はまじりっけなしの俺100%(笑)な主観論なんです。わたしの考察は、結局わたしの個人的な真実であって、「黒バス読者全員が納得する唯一の真実」ではない。猫箱の中から可能性の一端を導き出しただけなんで、お前の考察気に入らん!! って方は個人の世界から追放プリーズです。存在抹消してください。とりあえずこの記事読んだ黄瀬ファンからは轢かれそうな気がする。
 ま、そーゆーのもあってもいいんじゃね? っていう大海のように心が広い方は(なんですか女神ですか!)、これからもこんなスタンスで続けるので、お暇な時にまた遊びにきてやってくださいませ。






 そういえば更新途中でとまってる緑黒論はハロウィンのうみねこオンリー終わって誠凛VS秀徳戦終わったらじっくり煮込んで書くことにします。

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2010/10/28 感想 Trackback() Comment(0)

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